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憲法9条を軸にした国づくりを! −武力で人々の生活は守れない!−

9条連代表、神奈川大学教員 常石敬一
憲法をめぐる新聞の世論を見てみると、今年4月に発表になった「読売」のそれ(※)では「憲法改正『反対』43%、『賛成』を上回る」となっ
ている。平明に言えば、憲法改悪反対が賛成を僅差(きんさ)だが上回っているとなる。
憲法9条についてはどうだろう。「9条を今後どうするかについては『これまで通り、解釈や運用で対応する』36%、『解釈や運用で対応するのは限界なので、改正する』31%、『厳密に守り、解釈や運用では対応しない』24%」としている。
僕たちは「厳密に守り…」の比率を24%からもっと高める努力をする必要があるだろう。
9条改悪かどうかに関してみれば、少し強引な書き方だが、今のまま(改悪せず)が36%+24%で60%、他方改悪賛成は31%だ。
記事は「施行61年を迎える憲法に、時代にそぐわない部分が増えているとの認識は根強い」と分析しているが、日本国憲法が古臭くなっているという理解は正しいのだろうか。僕はこれは「情報操作」だと、特に9条については考えている。
憲法9条は21世紀の核心をなす思想であり、人々や国における行動規範になると思っている。 戦力を持たず、武力による「解決」はしないという9条が、日本で世界で広がるかどうかが、21世紀を、20世紀同様の殺戮(さつりく)の百年とするか、未来を描ける平和の百年とするかを決めると確信している。その意味で、9条は登場するのが半世紀ほど早かったのかもしれない。※
武力で人々の生活を守れないことは、ミャンマー(ビルマ)でのサイクロン被害とその後の政権の対応が証明している。
軍事政権の対応について『自然と人間』6月号は、吉村秀實さんの「防災に心ある皆様へ」というメール通信を紹介。そこには次のような指摘がある。
「軍事政権下では、軍隊が政権を握っています。かつての日本のように軍部独裁の政治です。ミャンマーでは、他国との戦争だけではなく、アウンサン・スーチーさんのような民主化運動を進めているグループなどとも闘っていますし、地域紛争もあります。こうした地域には、軍事政権はもともと防災対策などを講じようとしません・・サイクロン直撃の事前情報(警報)は、この地域を担当するインド気象局から軍事政権に伝えられましたが、貧困・紛争地域の住民には伝えませんでした。
政権としては、災害を受けて死んでもらった方がいいのです」。
こういう「乱暴」な軍事力に支配される国ではなく、9条を軸に「強く」しなやかな人々が動かす国を作るために、9条連はこれから努力していこう。
(※) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080408-OYT1T00041.htm
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