9条連ニュース/135号 リレートークNO.23


世界に誇れる平和憲法を広めよう

田口 則芳

 『天上天下 唯我独尊』(てんじょうてんげ ゆいがどくそん) この世のすべての命は、一つ一つかけがえのない尊いものだ、と釈尊(しゃくそん)誕生のことばとして書かれています。
 宇宙の星の一つに住む私たち人類がこの星(地球)を命の糧として生きるため、知恵を出し共存していく限り、私たちの子孫も幸せな社会に暮らすことができます。
 地球上で生産される食べ物は、皆で分けて食べると有り余るほどあり、地球上で一日4万人ともいわれる餓死者もいなくなります。
 また世界中で使われている軍事費を平和な活動として使うのであれば、戦争や武力で犠牲になって尊い命を失うこともないのです。

 戦争をしないと決めたこの国で、憲法を変え「憲法9条」を棄ててまで誰が戦争に行くのですか。国や国民を守るために「ミサイルを!」と言う人がいますが、悪い妄想にすぎない。軍隊や武器では国民の命を守れませんでした。

 ひとたび戦禍になれば、正常な精神も狂い、終わった後も生涯苦しみが続くことは、過去の戦争、今の戦争で証明済みです。何年たっても夜中飛び起き、うなされるという戦争体験者の消すことの出来ない痛恨、悲痛な苦しみを聞くと、本当に戦争は人間最大の愚かしい行為だと思う。

 軍隊や武器を持つことで危ない方向に陥ってしまうことは明白。憲法9条は平和を願う人々の宝物です。軍隊、戦争放棄の憲法を持っている国は、日本とコスタリカだけ。コスタリカでは全国民が時間をかけて議論に議論を重ね、軍隊を捨てました。ときの政治家たちも立派だった。今は環境立国です。日本は長い時間をかけて議論をしなかった。小泉さんを筆頭に国民も政治家も気が短いのか。議論の出来ない国になってしまったのか。

 憲法9条を書き変えてしまったら二度と元に戻ることはないと思います。9条について議論をするなら、日本全国くまなく市町村単位、市民すべてが無期限で、軍隊は本当に必要だろうか、戦争とは、平和にするには、など議論を重ねることが絶対に必要です。文部科学省、学校も特別カリキュラムで子どもたちに議論をさせるぐらいのことをするべきです。

 「憲法は何のために必要なのか」「国家はどうあるべきなのか」の二点について私たち国民は、しっかりした共通認識を持つべきです。国民に従わせるために法律があるのではなく、憲法を土台に国家の暴走を許さず、国家に義務を果たさせるために法律があるのです。法律を恣意(しい)的に解釈する首相や政府の存在を許しているのでは、独裁国家です。
 今、これまでも憲法を支配し自分たちに都合よく解釈してきた政府が、解釈改憲を限界まで進めてこれ以上どうしようもなくなり、「壊憲」を画策しています。こういう政府は、ここで自分たちに都合のよい憲法を作ったとしても、数年してまた不都合が出てくれば「よしまた改憲だ!」となるのは必然です。

 為政者は「自分たちが憲法を守らなければならない」ことを知らず、国民も「憲法を守らない政府に統治権はない」という原則を、知らなさ過ぎるのではないでしょうか。
 国際社会において戦争、飢餓、貧困、暴力、差別などのない、「幸せな社会を実現」し、未来の子供たちに残すのが、私たちの責務です。平和を願うすべての地球市民つなが手を繋ぎ要求行動する時です。  (秋田中央地区9条連事務局、百姓、ネットワーク「地球村」で活動してきた)

戻る

 

 

 9条連ブックレット


「新聞報道に見る 沖縄の
米軍基地と住民」


「戦争のないもうひとつの
世界は可能か」



平和のために
−伊藤成彦講演から



「平和を育てよう」
−藤井治夫講演から



「第九条が輝く21世紀を」


「憲法9条ー護憲か廃憲か」



平和のために軍備と戦争の
構造を学ぶ
「世界を見つめる」

 9条連グッズ


9条連
“エコバッグ



タビックス

 
第9条 【戦争の放棄,軍備及び交戦権の否認】
1、日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。2 、前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。